プロジェクトオーナー
横浜市出身。NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ/NPO法人シャーロックホームズ理事。NPO法人アイデア創発コミュニティ推進機構副理事。前職の神奈川新聞社記者時代は、報道部・運動部・経済部・小田原支局などを担当。環境・教育関連の取材のほか、神奈川新聞社のウェブサイト「カナロコ」の立ち上げ・企画・運営に従事。2010年に退職後「当事者の情報発信」支援を軸に活動中。2012年神奈川県「NPOのための共感獲得実践セミナー」講師などNPO団体の広報・発信のサポートに取り組む。青山学院大学学校教育法履修証明プログラム修了認定ワークショップデザイナー。発達障害を抱える男児1人を育て中。
【第10日】子どもと一緒に楽しむのが一番/ずっと若者と「遊び続けてきた」今井嘉江さんとお話しました
2016年5月17日
私は、子育て支援のNPO法人「シャーロックホームズ」（横浜市西区）の理事としても（時々）活動しているのですが、そのお役目に声をかけて下さったのが創設者にして前理事長の今井嘉江さんです。
いまは、駄菓子屋を営む実家の跡を立て替えて「アートスペース・”と”」
jiza1.jp/to/
こちらのオーナーとして、若いアーティストや作家の活動の場を提供しつつ、子育て中の母からちょっと学校に疲れた小中学生、とんがってる高校生たちがやってくる「場」を作り続けています。
また、好奇心は強く行動が素早い今井さんは、私が受講していた青山学院大学ワークショップデザイナー育成コースをおすすめしたところ「行くことにした！」とすぐに説明会に申し込み、あれよあれよという間に若い社会人にまじって3カ月のハードな講座をやり遂げてしまうパワーを持っています。
アンブレラ関内に来る子どもたちの話をしているうちに、話題はやはり「と」に来ている子どもたちのことに。
ある小学生のお子さんは「過集中」のために、集団行動が苦手で先生に注意されることがしばしば。自信を失う様子も見られるとのことでした。けれども帰国子女なので英語の発音がとても上手。今井さんは英会話の「先生」をその子に依頼し、いっしょにいろいろな文章を読んだり、その感想を話し合ったりする時間を続けてきたそうです。
そのお子さんが、昨年度末の節目にキング牧師の言葉を引用しながら「誇りの持てる人間になりたい」と、今井さんたち「と」で活動している大人に言葉を贈ったそうです。「こんなに感性豊かな子どもが、ちょっと集団行動が苦手なだけで、自尊心を失うのは悲しいことね」と今井さん。
今井さんは、教えたり、諭したりはせずにいつも子どもといっしょに（子ども以上に？）楽しんでしまう人。子どもはそんなふうに、自分のやっていることで、大人を楽しませたり、喜ばせることができたらなんと誇らしく、うれしいことだろうなあと想像してしまいます。
アンブレラ関内、泰生ビルという場をつかって、ここに集うこどもたちとわくわくする時間がつくれたらと、話が弾みました！
今井さん、ありがとうございました。
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