プロジェクトオーナー
今年度より、横浜市教育委員会では文科省の委託事業の一環で「はまっこ未来カンパニープロジェクト」という名称で「起業家教育」の取り組みを始めています。
具体的には、市内の企業や行政機関と、公立小・中・高・特別支援学校の約30校がタッグを組んで、商品開発や課題解決のために継続的に子ども達が取り組むというものです。
このプロジェクトをより多くの人に知っていただき、応援して頂くとともに継続的に発展的なものとしていくために、2017年3月29日(水)に、「よこはま子どもアントレ博」というイベントを開催することになりました。この活動を広く多くの方に知って頂き、関心を持ってそれぞれの立場で参加して頂くために「よこはま子どもアントレ博実行委員会」が発足しました。
東レ×永田台小の取り組みを紹介します
2017年2月2日
先日、「はまっ子未来カンパニープロジェクト」で永田台小（横浜市南区）と連携した、東レ株式会社にお邪魔してお話を伺ってきましたので今日はその様子をご紹介します。
東レ株式会社：www.toray.co.jp/
永田台小：www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/nagatadai/
対応してくださったのは、CSR推進室の金森さん、地球環境事業戦略推進室の諏訪さん、トレビーノ販売部の都築さんのお三方でした。
もともと、「理科離れ」解消に強い問題意識をもっていた東レさんでは、小５・小６・中１・中３向けの教育コンテンツを、単元と連動する形ですでに数年前に開発し、継続して取りくんできていたそうです。
そんな中、今回の「はまっ子未来カンパニープロジェクト」の取り組みで特に工夫したポイントは以下２点だとお伺いしました。
１）環境教育や理科実験の教材として開発した教育コンテンツに「起業家教育」という要素をどう盛り込むかという観点。
２）「ろ過」を理科で学習していない小学校4年生向けに、どうわかりやすく伝えるか？という観点。
この2つの課題をクリアするために、社内から3部署の方が集まり知恵を出したり、学校とも協議を重ねながら今回の計画が練られていったとのことです。
その中で、「トレビーノⓇ」という浄水器の製品に使われている技術に焦点をあて「利き水」という水の飲み比べをコンテンツにとりいれたり、子ども達にオリジナルの水の浄化方法を考えてもらったり、
といった工夫をしながら、学習内容を構成していかれたそうです。
こういった部署連携は、東レさんとしても社内の一体感を高める意義ある取り組み。
単発の出前授業という形ではなく、
学校と企業がじっくりとタイアップする「はまっ子未来カンパニープロジェクト」ゆえの成果が生まれたとお話くださいました。
永田台小の4年生の子ども達は、「エコプロ2016～環境とエネルギーの未来展」にも出展し、自分達の学びの成果を社会に向けて発信しました。
今回の取り組みは、永田台小の子ども達にとっても、普段なかなか接点のない、素材を開発する企業で働く人々との出会いや交流になったばかりか、普段の学習が社会でどのように生きてくるのかを知る良い機会になったようです。
また東レさんにとっては、利き水で「トレビーノⓇの水は美味しい」という子ども達の素直な感想があったり、新しい教育コンテンツの開発につながったというお声を頂きました。
授業の様子は、東レさんのCSRニュースにも記載されていますのでぜひご覧ください。
www.toray.co.jp/csr/information/detail.html
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