いのちの木「おばあちゃんの編み物会社」設立に向けた「商品開発」プロジェクト

コミュニティカフェ「いのちの木」に集うおばあちゃんたちが運営する編み物会社設立に向けて、目玉となる第1弾オリジナル商品を開発したい。
  •   LOCAL GOOD YOKOHAMAに投稿するにはログインして下さい

募集終了

426,800
支援者
51
最低必要金額
300,000
目標金額
450,000
募集終了まで
0
達成率:
142%

プロジェクトオーナー

NPO法人五つのパン理事。訪問介護「五つのパン」、障がい者作業所兼コミュニティカフェ「マローンおばさんの部屋」、高齢者のセーフティネット推進事業としてものづくり継承とカフェ業態を兼ねる「いのちの木」の運営を都筑区仲町台でおこなっている。会社勤めをしていたころ視覚障がいの青年と出会い、働くことの厳しさや社会の偏見に苦しんでいることを知る。3年後、会社を辞め、早朝はファミレスで、昼間は高齢者施設でアルバイトをし、身体障がい者のグループホームで夜勤をしながら、様々な現場を経験する。2002年6月、五つのパンを設立。2009年9月、絵本とカフェをテーマにした精神障がい者の地域活動支援センター「マローンおばさんの部屋」をスタートする。2011年、東日本大震災の影響で困難を抱える高齢者が地域にいることがわかる。かねてから高齢者や職人から技術を継承することにより、障がい者や若い世代が生活の糧となることを考えており、そのアイデアを生かして2011年度横浜市セーフティーネットモデル事業の募集に応募、採用された。2012年1月、高齢者のセーフティネット推進事業としてものづくり継承とカフェ業態を兼ねる「いのちの木」をオープン。2012年4月からは自主運営となり継続維持する為に、試行錯誤を繰り返す。
少子高齢化のなかで税金が少なくなる反面、市民の福祉に対するニーズが年々増していることを体感する。特に、福祉制度に当てはまらないが生活にリスクがある人々が増えていることを知り、市民が市民を支える為の仕組みの模索を始め現在に至る。

メッセージを送る

スキルと物品の募集

  • 商品開発にご協力いただけるデザイナーさん、マーケッターの方を募集します。

    12月から2月にかけて、新商品の商品企画ワークショップを複数回行っていきます。そのワークショップにご参加いただき、おばあちゃんたちと一緒に商品開発にご協力いただけるデザイナーの方、バイヤーの方、マーケッターの方など募集します。

    協力する
  • おばあちゃんの編み物会社のウェブサイト作成のご相談を出来る人を募集します。

    おばあちゃんの編み物会社のウェブサイトを作成を検討しています。サイト制作、システム開発:ウェブサイト制作・デザインなどウェブ関連に詳しい方、お力を貸していただけたら嬉しいです。

    協力する
  • 毛糸の寄贈をお待ちしています。

    商品開発のため、毛糸の寄贈をお待ちしています。毛糸の状態をチェックする必要があるため、直接いのちの木にお持ち込みいただける方に限らせていただきます。

    協力する
  • 手芸素材を供給してくださるメーカーさんとのお取引をお願いいたします。

    商品の継続作成のために、毛糸メーカーさんとのお取引をお願いできればと願っています。

    協力する

支援するコースを選択

おばあちゃんの編み物会社設立に向けた商品開発続報

2015年2月5日
2月4日は延べ人数50名の方々が編み物に来られました。(海外日系人の研修の方6名も加えて。) 昨年の10月のローカルグッドスタート以来どんなことがあったのかのまとめをしてみます。

1、若いお母さんの感性とおばあちゃんの技術とのコラボには無理があり混乱を招いてしまった。背後には、おばあちゃんたちが作るものが時代にマッチせずに一年以上も売れないことがあり、おばあちゃんがなかなか売れないと嘆いていましたので、若いお母さんの感性を導入しようと思いました。
→これは発案者(私)の安直な発想でした。しかし、若いお母さんがへりくだってくださり、おばあちゃんから習いながら自ら編み物をするようにされ、私たちは助けられ感謝をしています。

2、おばあちゃんが若い人々に編み物の技術を教えることに喜びを見出しました。この背後ではおばあちゃんは技術を高める為に自己投資をたくさんしています。

3、おばあちゃんたちは、自分たちの身体に限界(乳ガンや椎間板ヘルニアなど)があることを知っており若い編み手を頼りにしていました。ローカルグッドさん経由で若いお母さんが集われ、元旦の読売新聞を見て宮川さんの生き方に共感された高齢の方々が近隣から集われるようになりました。

4、編み物の集まりが二回になりました。
隔週水曜日(隔週のリズム)編み物サークル(ビヨンドザリーフさんのクラッチバック打ち合わせやおしゃべや自由な編み物の時間となっています。)
隔週木曜日(第一と第三)おばあちゃんと若いお母さん(始めての人向け)

5、商品開発を半年延期して、じっくりと交流しながら今年のクリスマス(9月ぐらいに発表)に向けたものづくりをするようにした方がいいと思いました。

6、日本経済新聞社さんが「人口減の社会でどのように地域再生をして行くのか」をテーマとして取材をしてくださいました。ビヨンドザリーフさんといのちの木の取り組みが経済的な視点から記事になるようです。(2月下旬から3月初めに掲載予定)

7、元気なうちから移り住むことができ多世代交流ができるような終の住処を模索すると同時に、障がい者の子ども(福祉の狭間にある)が社会で役割をもって働くことの選択肢を作り上げることをしたいと思いました。
2月19日キングズガーデン東中野を見学に行く予定です。富山型施設なども見学に行きたいと思います。
→おばあちゃんたちの編み物会社設立にとどまらず、終の住処や障がい者が働く工夫ができる新しい法人を模索しています。

8、会社というイメージが混乱を招く為に、新しい法人形態を模索している中で「地方創生へ新法人制度について」の日経記事を見つけました。
「新法人はローカルマネジメント法人(LM法人)。地方創生の施策として経済産業省を中心に検討。6月にも再改定する政府の成長戦略に盛り込む。早ければ2016年にLM法人を管轄する法律を策定する。」とあり、質の高い福祉の人材を確保し続ける為には、同じ法人の中に収益が見込める働きが必要になります。この場合はNPOでは無理があり長年悩み、福祉のNPOと会社が共存するなかで、補完することを当初考えました。記事には「事業で収益をあげ、採算が取りにくい福祉サービスなどと一体で運営するといった姿を想定している。」とあり、一年をかけて研究をすることにします。

9、会社づくりが目的ではなくて、日々の喜びの積み重ねが将来につながることを共有したいと思います。弱さを隠さずにかえって絆としたいと思います。

「あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」聖書 

正式には、2月14日(土曜日)午後からの横浜市立大学で発表をします。

元旦の読売新聞(地方版)でも記事にも記載されていました通りに、私個人としては「補助金だけに頼らない福祉づくり」を次の10年の働きの目標としたいと思います。(記事では行政に頼らないでしたが正式には補助金に頼らないです。)

写真はJICAさんの研修で日本に来られたブラジルとボリビア日系の方々とおばあちゃんたちのものです。おばあちゃんたちは編み物を教える喜びを深め、日系の方々は編み物を仕上げる達成感に浸っていました。研修終了後記念写真会となりすぐに現地に向けてFBで拡散されるそうです。

コメント一覧

この投稿へのコメントはありません