「障害福祉」から世界を変える「カプカプの作り方」出版プロジェクト

2025年「近未来の横浜」を先取りする「旭区・ひかりが丘」から、 社会の許容力を広げる”ゆるしゃば”を増やしたい
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募集終了

715,000
支援者
108
最低必要金額
300,000
目標金額
600,000
募集終了まで
0
達成率:
238%

プロジェクトオーナー

1973年3月群馬県高崎市生まれ。1997年より地域作業所カプカプの所長を務めつつ、演劇に関してユリイカや月刊ローソンチケットなどに寄稿もしている。

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3月19日にトークイベントをやります~その②

2016年3月11日
みなさま

おかげさまで、1stステージは「最低必要」ライン30万円をクリアし、それどころかさらにご支援を積み重ね50万円に到りました。そこで、当初の予定よりも最低100冊増やすことにしました。(精算してみてさらに増やすかは検討いたします。)より多くの方たちに届けることができるのは、カプカプのことをだれかに伝える機会が増えるわけですから、とてもうれしいことです。
これも、みなさまのご支援や周知へのお力添えがあってこそです。
ほんとうにありがとうございました。

カプカプの本は原稿がほぼ揃い、最終的な校正の段階に入っています。
お手元に届くまで、もうしばらくお待ちください。
さて、カプカプ出版プロジェクトは、2ndステージ「雑誌プロジェクト」へと進みます。
そのキックオフイベントとなる3月19日(土)のトークイベントにお呼びする、お二人のことについて今回は書きたいと思います。

前々回のブログにこんなことを書きました。

「じつは、パラリンピックの影響もあり、ここのところ障害がある人たちとアートを巡る環境は、ちょっとしたバブル期をむかえています。「障害×アート」のブームは加速度的に盛り上がりをみせていくでしょう。」

すくなくとも2020年までは、「障害」と「アート」を掛け合わせて申請書をつくれば、助成金が出やすいという状況はつづくでしょう。わたしはズルいので、使えるものは何でも使えばよいと思います。けれど、ブームは去るしバブルははじけます。

かき混ぜられるだけゴチャゴチャにされて、置き去りにされる側はたまったもんじゃない。

なので、そんなことなら「やらない!」というのが保守的な福祉の世界では主流かもしれません。でも敢えて、そうかもしれないけれど「澱んだ福祉の現状を変えていくための契機としたい」と踏み出す人たちがいることには希望を感じます。だからこそ、そんな人たちがバブルのはじけた時に絶望してしまわないために、何ができるのかということを考えています。

状況の変化など外部の要因によって振り回されないように備えるには、自分のやっていること/やりたいことをきちんと見つめ、大切にすることや譲れないことをしっかり自問して、ブレない軸のようなものを身につけることが欠かせないと思います。やみくもに不安になって、変えない/動かないというのは、ブレないということとはまったくの別物です。

関根さんは、「工房絵(かい)」という授産施設で、それまでは「レクリエーション」として見なされていた「アート」を“仕事”であるという画期的な位置づけをした人です。より自由な環境を求めて法人を飛び出し、株式会社を設立し「studio COOCA スタジオクーカ」を立ち上げました。クーカの多種多様なグッズは、いかにもな「福祉ショップ」ではなく、雑貨店やギャラリーなど全国のさまざまな場所に並んでいます。
www.studiocooca.com/
でも、わたしが関根さんに魅力を感じるのは「アート系施設」の先駆者としてではありません。作家になれそうな人を選抜してアートをあてがうのではなく、関わった人たちの曰く言いがたい魅力を発揮してもらうためにアートを利用する、むしろ「これもアートだろ?」とアートの方を拡張するくらいの実践力に魅了されてきました。

木ノ戸さんのことを知ったのはつい最近です。ただ、「Swing スウィング」のことは前から気になっていました。「ゴミコロレンジャー」のことをどこかで目にしたからです。
swing-npo.com/oyss/index.html
福祉施設が「社会貢献」としてゴミ拾いをすることはありますが、スウィングではそれをパフォーマンスとしてやっているのをみて、興味を持ちました。よくある福祉業界の「貢献事業」を、社会の片隅に置いておいてもらうために「役立つ」ことを証明しているかのように見ていたひねくれたわたしのように、きっと違和感を覚えている人がスウィングにはいるのではないかと予感しました。案の定、知れば知るほどおもしろいぞ、と思っていたところ、いつも「ミロコマチコしんぶんし」を送ってくださるギャラリー「iTohen」の鰺坂さんから届いた封書の中に雑誌「Swinging」があったのです。(じつは、この出会いがカプカプ雑誌プロジェクトの大きな後押しとなっています。)
その雑誌の中で、「障害×アート」のことが気になって仕方がなくてあちこちの人に聴いて回っている人のことが気になって仕方がなくなりました。すると、その人が書いている「さよなら、アールブリュット」なる文章にめぐり合ったのです……       
garden.swing-npo.com/
                                   つづく

イベントのお申し込みは↓
www.facebook.com/events/669950053145267/

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