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プロジェクトオーナー
10年間NPOでひきこもり・ニート等の若者支援を経験し、2009年5月に株式会社シェアするココロ設立。ソーシャル・プランナーとして、「バイターン」をはじめ社会的課題を解決のするための仕組み作りと実践を行い、ノウハウやスキル、アイデアをシェアすることで若者の自立に貢献していきます!2014年にバイターンを全国にひろげ、既存のフレーム(枠組み)では収まり切れずに社会的弱者となるリスクの高い若者たちと、枠の外に追いやられ、枠の中に入ることができなくなってしまった若者たちが、みんなフレーム・インできるパノラマ写真のような社会を築き、誰もが活きいきと暮らせる社会を築くため、NPO法人パノラマを設立(横浜市に申請中)
。
有給職業体験プログラム「バイターン」実施プロジェクト
「バイターン」とは職業的経験であるアルバイトと、企業内の教育的なインターンシップをかけあわせた新しい「中間的就労」のモデルです。
「普通科課題集中高校」と呼ばれる高校には、生活困窮世帯など様々な困難を抱えている、もしくは困難を抱えるリスクの高い生徒が多く在籍しています。高校を卒業後に就職を希望する生徒に、本プロジェクトが開拓した企業を紹介し、3日間の職場体験「インターン」を実施します。
この3日間を面接機会として、学生と企業のマッチングを図ります。3日間のインターンのあと、希望した生徒と企業は「アルバイト」の雇用契約を結び、高校生はアルバイトを開始します。アルバイト期間中も、企業・学校・本プロジェクトのコーディネーターが生徒の成長を見守り、卒業後の正規雇用への移行サポートを行うという継続的な就労支援プロジェクトです。
【動画で見る】「バイターン実施プロジェクト」紹介ムービー http://bit.ly/1wqv5f1
【バイターンについてもっとくわしい資料を見る】 http://slidesha.re/1uSffrc
「バイターン」は2012年1月~2013年3月末まで、神奈川県の「新しい公共支援事業」の支援金を受け、神奈川県立田奈高等学校(横浜市青葉区桂台2)、株式会社シェアするココロ(横浜市中区相生町3)、NPO法人ユースポート横濱(横浜市中区相生町3)、パソナ、横浜市が運営協議体を組み、実施してきた取り組みでした。
企業開拓から生徒のフォローまで一貫して行い、地元企業を中心に説明して回った結果、受け入れに協力する企業は約40社まで増えました。これまでのバイターン事業で、インターンを行った生徒は28人、アルバイトについた生徒は21人、正社員として就職を果たした生徒は2人となっています。
2013年4月からは神奈川県からの支援金はなくなり、当プログラム自体の運営継続が難しくなっている状況です。
今回のクラウドファンディングで募りたいのは、協力企業を募り、事業を周知し、生徒とのマッチング及び伴走支援を行うための費用です。その費用が調達できれば、若者たちの実情をほっとくことができない地元横浜の心ある協力企業を募り、事業内容のみならず課題集中校の現実や社会的投資としての就職希望高校生への支援の必要性を周知し、全国が注目している課題集中高校の生徒のための中間的就労支援モデルであるバイターンを存続させることができます。
具体的には
(1)就職希望の生徒と新規受入企業のマッチング
・生徒への丁寧な事前研修
・不安の強い生徒の付き添い
・生徒企業の双方に対するアフターフォロー
・雇用契約時のサポート等
(2)日常会話を通じた学校図書館での交流相談
・ぴっかりカフェの教員・生徒への浸透
・延べ500名の生徒へのリーチ(カフェ利用)
・教員との情報共有体制の確率
さらに、バイターンの導入を希望している全国各地の高校や検討している地方自治体、また、全国で若者の就労支援を行っているNPO法人の仲間たちに役立つツールも強化します。
(3)バイターン運営マニュアル拡充
(4)バイターンWebサイトの構築
・受入れ企業のロイヤリティを高める
・全国のNPO法人等へのナレッジマネージメントを行う
無業に陥り、若者たちが自信を失う前=高校卒業時期の支援こそが、社会的投資としてのインパクトを最大化し、さらに全国のNPO法人等の支援団体が活用できる形でシェアすることで、若年無業の状態に陥る人が減らせると信じています。
バイターンを全国に広げていくため、NPO法人設立を横浜市に申請し、10月に設立総会を開きました。(現在申請中)
【NPO法人パノラマ設立経緯と事業計画はこちら!】
http://www.slideshare.net/ishiimasahiro/npo-40378758
(NPO法人パノラマ設立経緯と事業計画〜前編〜 by Masahiro Ishii , 代表取締役 at 株式会社シェアするココロ)
http://www.slideshare.net/ishiimasahiro/ss-40619838
(NPO法人パノラマ設立経緯と事業計画〜中編〜 by Masahiro Ishii , 代表取締役 at 株式会社シェアするココロ)
「普通科課題集中高校」と呼ばれる高校には、生活困窮世帯など様々な困難を抱えている、もしくは困難を抱えるリスクの高い生徒が多く在籍しています。高校を卒業後に就職を希望する生徒に、本プロジェクトが開拓した企業を紹介し、3日間の職場体験「インターン」を実施します。
この3日間を面接機会として、学生と企業のマッチングを図ります。3日間のインターンのあと、希望した生徒と企業は「アルバイト」の雇用契約を結び、高校生はアルバイトを開始します。アルバイト期間中も、企業・学校・本プロジェクトのコーディネーターが生徒の成長を見守り、卒業後の正規雇用への移行サポートを行うという継続的な就労支援プロジェクトです。
【動画で見る】「バイターン実施プロジェクト」紹介ムービー http://bit.ly/1wqv5f1
【バイターンについてもっとくわしい資料を見る】 http://slidesha.re/1uSffrc
「バイターン」は2012年1月~2013年3月末まで、神奈川県の「新しい公共支援事業」の支援金を受け、神奈川県立田奈高等学校(横浜市青葉区桂台2)、株式会社シェアするココロ(横浜市中区相生町3)、NPO法人ユースポート横濱(横浜市中区相生町3)、パソナ、横浜市が運営協議体を組み、実施してきた取り組みでした。
企業開拓から生徒のフォローまで一貫して行い、地元企業を中心に説明して回った結果、受け入れに協力する企業は約40社まで増えました。これまでのバイターン事業で、インターンを行った生徒は28人、アルバイトについた生徒は21人、正社員として就職を果たした生徒は2人となっています。
2013年4月からは神奈川県からの支援金はなくなり、当プログラム自体の運営継続が難しくなっている状況です。
今回のクラウドファンディングで募りたいのは、協力企業を募り、事業を周知し、生徒とのマッチング及び伴走支援を行うための費用です。その費用が調達できれば、若者たちの実情をほっとくことができない地元横浜の心ある協力企業を募り、事業内容のみならず課題集中校の現実や社会的投資としての就職希望高校生への支援の必要性を周知し、全国が注目している課題集中高校の生徒のための中間的就労支援モデルであるバイターンを存続させることができます。
具体的には
(1)就職希望の生徒と新規受入企業のマッチング
・生徒への丁寧な事前研修
・不安の強い生徒の付き添い
・生徒企業の双方に対するアフターフォロー
・雇用契約時のサポート等
(2)日常会話を通じた学校図書館での交流相談
・ぴっかりカフェの教員・生徒への浸透
・延べ500名の生徒へのリーチ(カフェ利用)
・教員との情報共有体制の確率
さらに、バイターンの導入を希望している全国各地の高校や検討している地方自治体、また、全国で若者の就労支援を行っているNPO法人の仲間たちに役立つツールも強化します。
(3)バイターン運営マニュアル拡充
(4)バイターンWebサイトの構築
・受入れ企業のロイヤリティを高める
・全国のNPO法人等へのナレッジマネージメントを行う
無業に陥り、若者たちが自信を失う前=高校卒業時期の支援こそが、社会的投資としてのインパクトを最大化し、さらに全国のNPO法人等の支援団体が活用できる形でシェアすることで、若年無業の状態に陥る人が減らせると信じています。
バイターンを全国に広げていくため、NPO法人設立を横浜市に申請し、10月に設立総会を開きました。(現在申請中)
【NPO法人パノラマ設立経緯と事業計画はこちら!】
http://www.slideshare.net/ishiimasahiro/npo-40378758
(NPO法人パノラマ設立経緯と事業計画〜前編〜 by Masahiro Ishii , 代表取締役 at 株式会社シェアするココロ)
http://www.slideshare.net/ishiimasahiro/ss-40619838
(NPO法人パノラマ設立経緯と事業計画〜中編〜 by Masahiro Ishii , 代表取締役 at 株式会社シェアするココロ)
プロジェクトの目的/課題認識
毎年5万人の若者が、経済的格差を背景に、教育と雇用の接続を果たすことが出来ず、社会から排除されるリスクが高い状態で学校を離れています。彼らは以下5つの特徴をもつこと(重複している場合もあります)が多いです。(1)普通科学力下位校
(2)女子
(3)ひとり親世帯
(4)生活保護世帯
(5)アルバイト未経験者
経済状況や家庭状況など、子ども自身の選択の余地のないことで、毎年5万人の若者が格差によって社会から排除されているといえます。
就職希望者のうち、生活保護を需給している家庭の生徒たちは、経済的理由からアルバイト経験を積まないまま就職活動を行うケースが少なくありません。
経済的に苦しいのに、なぜアルバイトをしないのか?
これは、生活保護の制度上、生徒がアルバイトで稼いだ給与は(一定の控除はあるものの)「世帯収入」として認定され、受給額が減らされてしまうことがあるためです。減額を避けたい親は、子どものアルバイトを嫌う傾向があり、経済的に苦しくても在学中にアルバイトをしない生徒が多いのです。
しかし、働いた経験がないことによって企業に敬遠され、就職活動がうまくいかず「進路未決定」のまま卒業してしまい、「貧困の連鎖」を断ち切ることが困難となるケースが多々あります。
いったん貧困の連鎖に入ると、そこから抜け出しにくくなることは明白ですが、高校では、膨大な人数にのぼる就職希望者の一人ひとりに手厚い対応を行うことは難しいのが現状です。
また、基本的に卒業後の追跡支援を行うことが出来る仕組みはありません。貧困の連鎖に陥りつつある若者たちに、適切なサポートができていないのが現在の実態であり、「非常にもったいない・悔しい」というのが支援者としての率直な感想です。
一方で、地域の中小企業を見てみると、慢性的な人材不足や後継者不足を抱えています。しかし、経営的観点から求人に割く時間や金銭的コストを捻出できず、潜在的な求人が埋もれたままになってしまっている現状があります。
バイターンは、若い人材の採用意欲があり、既存の求人・採用方法に結果的に非効率を感じていたりする地元中小企業にとっても、離職率の低い雇用方法であり、職場にマッチする人材の育成方法として有効です。1回の面接だけで採用人材を決めるのでなく、働き方を見た上でアルバイト採用・正規雇用を行う仕組みであるため、ミスマッチや離職を防ぎやすいのです。
また、この高校生の就職問題は、実は私たち市民の生活にも関係してくることです。
バイターン制度で田奈高校在学中にアルバイトに就き、卒業後正社員で雇用された女の子を例にして、説明しましょう。
彼女がバイターン制度を使わず、就職できないままで生活保護から抜けられなかった場合、彼女にかかる生涯の生活保護支給額は計算上およそ6000万円となります。
一方で、彼女が高校卒業後、正社員として雇用されると、彼女は納税者として社会を支える側に回ります。進路未決定問題を「自己責任・家庭の責任だ」と片付けてしまうと、若者たちが社会保障に「支えられる側」になり、大きな税負担という形で私たちの生活を圧迫する事態に直結してくるリスクがあります。
このリスクは、若者が職につき自分の生活を自分で成り立たせていくことが出来るようになれば回避できます。そして、納税側として社会を支える仲間が増えることになります。
若者の自立や自己実現と、社会的インパクトを同時に得られるメリットが「バイターン」にはあります。
バイターンという、高校生と企業をマッチングさせるオルタナティブなしくみは、生徒たちにとっても、私たち大人=地域コミュニティにとっても「あったらいいな」というしくみだと思うのです。
本プロジェクトでは、生徒と企業の間に民間の若者支援団体が入り、就職を希望する高校生と若い人材を採用したい地元中小企業との職業マッチングを行い、在校中のアルバイト雇用から卒後の正規雇用へと職場定着を支援します。そして、その結果、社会保障を受ける立場から地域への納税者・消費者とすることで、「地域循環型コミュニティ経済の実現」を目指します。
生徒たちの希望を未来につなぐ、価値あるプロジェクトを続けていくために、彼らを包摂(ほうせつ)することができるしくみを、完璧じゃなくても模索していきたい。
そのために皆様のあたたかい支援をいただきたいと考えています。
また、生徒たちの受け入れを検討いただける企業様、バイターンを実施してくださる高等学校及びNPO法人様がおられましたら、ぜひお問い合わせ下さい。
【データを見る】
横浜市の中退者(中学/高校/大学)と中退者以外における就業状況比較
中退者群の正社員率は25%であるのに対し、それ以外の回答者の38.3%が正社員となっています。中退者群で最も多いのは、パートタイム・アルバイト従事者の割合です。また、無職の割合も比較的高い傾向にあります。http://yokohama.localgood.jp/data/2632/
プロジェクトの達成目標/創出効果/成果物
2014年12月から3月にかけて高校生を職場に受け入れてくださる育成マインドを持った企業10社を開拓します。3月から4月にかけて高校卒業後、進学せず未就労状態になってしまった生徒や、アルバイトや面接に不安を感じていたり、なかなか採用されない就労未経験生徒5名にバイターンを実施、アルバイトにつくまでの就労の実現を目指します。生徒たちが日常会話を通して交流相談ができるよう、2014年12月に田奈高校図書館内に「ぴっかりカフェ」を開設します。月4回のオープンで計80人の生徒の利用、延べ500人の生徒の利用を数値目標として、田奈高校内の生徒に「ぴっかりカフェ」が浸透することを目指します。
プロジェクト実施によって、進路未決定者及び高校中退者の減少、就労できる生徒の増加が期待できます。
また、バイターンを全国に広めるために役立つバイターン運営マニュアル、受入れ企業のロイヤリティを高めること及び全国のNPO法人等へのナレッジマネージメントを目的としたWebサイトの構築も本プロジェクトで行います。
プロジェクト構成メンバー/経歴
石井正宏 プロジェクト統括マネージャー金沢信之 田奈高校内の教員及び生徒との連絡調整を行います。
松田ユリ子 田奈高校学校図書館内で、生徒とプロジェクトのコーディネートを行います。
鈴木晶子 困難ケースに対するスーパーバイザー、臨床心理士
黒川祥子 インターンシップ生に対するバイターン先への取材方法指導 ノンフィクションライター(開高健ノンフィクションライター賞受賞)